前回の投稿の通り、SamsungのSSD、「990 PRO ヒートシンクモデル(with heatsink)」4TB を入手したのではあるが、実はWindows 11 24H2セットアップの他にも、不具合に遭遇していた時期があった。
それはシステム稼働中、不意にブルースクリーン(BSoD)が発生するというもの。
まず個人的に得た回避方法を記載しておく。
それは純正ユーティリティソフトである「Samsung Magician」にて、Samsung SSD 990PROの「Full Power Mode」を有効とすること。これでブルースクリーンに遭遇することはなくなった。
さて、ブルースクリーンが発生する挙動は以下の通り。
- 1日でブルースクリーンに遭遇することがあれば、5日ほど遭遇しないときもある(なお毎日就寝時、つまり1日1回はシャットダウンを行っている)。
- ブルースクリーン発生の際にメモリダンプの作成にも失敗する。
- そのままホットリブートしようとするが、Samsung SSD 990PROはシステムから不可視となっており、セカンダリのSSDから起動しようとしてしまう。
その上で「Full Power Mode」を有効(Samsung SSD 990PROがスリープやアイドル状態に入らない様)にするとブルースクリーンは発生せず、またこのシステムにSamsung SSD 980PRO 2TBとWindows 10を使用していた際には問題が起きることはなかった。
つまりWindows 11 24H2、またはSamsung SSD 990PROのいずれかの問題である可能性が非常に強い。
状況としては、システム稼働中にSamsung SSD 990PROがスリープ、またはアイドル状態に入り、その際になんらかの理由でSamsung SSD 990PROが論理的にシステムから切断され、OSがシステムドライブ(c:)を見失うことでブルースクリーンに陥っているのではないかと推測する。
付け加えるなら、ブルースクリーンの発生がSamsung SSD 990PROの電力設定如何によること、かつOSどころかUEFI(BIOS)からも、コールドスタートまではSSD 990PROが見えない状態に陥ることから、Samsung SSD 990PROの方に、疑いの目が向いてしまう。
もっとも、Windows 11 24H2のドライバが異常な動作を起こした結果である可能性も捨てきれないが、これ以上の検証を行う余裕はないので、原因の特定まではご容赦いただきたい。
とにかくもしSamsung SSD 990PROを使用していてブルースクリーンに悩まされている場合は、「Full Power Mode」を試してみてほしい。