XG-100NE交換の際には注意

例によって、いきさつ等は後回しだ。

なおこのページに書いてあることに疑問があったり、不安があったりする場合はこのページを参考とせず、なんらかの問題が起きた際にはNTTへ問い合わせることをお薦めする。

事前準備(重要)

フレッツ光クロス+ひかり電話の場合にレンタルされるXG-100NEを自分で交換する場合、まずその前、現在のネットワークが稼働しているうちに、最新のファームウェアをダウンロードしておこう。

またXG-100NEの設定も「メンテナンス>設定値の保存&復元」から、ファイルに保存しておこう。

XG-100NE交換作業

これはとりあえず、交換ルーターに同封の「ルーターのお取替え手順」というリーフレットに従おう。

これでもし作業を正常に実行できたなら、おめでとう。事前準備や、この記事はいらなかったこととなる。

だが筆者の場合、XG-100NEの「登録」LEDが「緑点滅」から「赤点滅」へ変化するといった事象が発生した。マニュアルを参照すると、「ネットワークからの設定情報取得に失敗しました。(その他エラー)」だという。この場合、10秒以上置いてXG-100NEの電源を入れ直す様に説明があったが、何度試行してみても、「登録」LEDが「緑点灯」となることはなかった。

問題への対処方法

実はこの時点で、XG-100NEには所定の方法で、PCからアクセスできる様になっているはずだ。

XG-100NEヘアクセスしたらパスワードを設定し、「メンテナンス>ファームウェア更新>ファイル指定」で、ダウンロードしておいた最新ファームウェアを指定し「更新」ボタンを押下する。

これでファームウェアの更新が開始されるので、しばらく待とう。XG-100NEは自動的に再起動し、そして「登録」LEDが「緑点灯」となるはずだ。仮にこれでも駄目なら、やはりNTTを頼ろう。

ちなみに筆者の場合、交換用XG-100NEはファームウェアバージョン03.00.0002で、この記事を作成している現在の最新ファームウェアバージョンは04.00.0006であった。

つまり、「登録」が「赤点滅」となった(ネットワークからの設定情報取得に失敗した)のは、ファームウェアが古かったせいであると判断した。

そして「メンテナンス>設定値の保存&復元」で、設定をファイルから復元すれば、ほぼ元通りだ。

あとは「IPv4 over IPv6」の設定がISPから降ってくるのを待つか、可能ならばリクエストをかけよう。ちなみにAsahiネットの場合、リクエストから2分ほどで、「データ通信」LEDが「青点灯」となり、IPv4 over IPv6(DS-Lite)での通信が可能となった。

なりゆき

ここからは蛇足となるなりゆきだ。

XG-100NEであるが利用当初から、LAN4 ポートリンクダウン/LAN4 ポートリンクアップが発生するという問題が発生していた。

LAN4 ポートは、LAN側唯一の10Gbpsポートだ。

ただリンクダウンは5秒ほど、それも1日に4回ほどであったので、しばらくは無視していた。

だが数日前から突然、頻繁にリンクダウン/リンクアップを繰り返したり、リンクダウンが10秒ほどにわたり、ネットワークのコネクションが切れてしまうなどということが発生してしまった。

このまま年末年始へ入ってしまうことは避けたい。あわててNTTの故障受付へ連絡し、XG-100NEを自分で交換することになった次第だ。

なおこの際、チャットサポートを利用したのだが、NTT側からの質問に対し『「はい」か「いいえ」の文字入力をお願いします』とされたため、必ずしも正確なコミュニケーションとならなかったことには、フラストレーションを感じてしまった。

しかし対応自体は迅速で、幸いにも翌日には交換用XG-100NEを手にすることができた。あるいはもう少し遅かったら、年明けの対応となってしまったかもしれない。

あとは、交換したXG-100NEで、同じ事象が発生しないことを願うばかりだ。