Googleストアはトップページの末尾ながら「無料で簡単に返品可能」と掲げている。
実際はどうだったか。
返品の案内
今回、Google Pixel 8aの予約を行った方ならお分かり頂けるかと思うが、発売の数日前にもかかわらず、予約から数時間後には「配送の準備が完了しました」となり、注文の編集を行うことができなくなった。
だが「未発送」でもあり、色の変更を行いたくなった私は、サポートへと問い合わせてみた。
そこで得られた案内は、もう一つ注文し、届いてから片方を返品するというもの。
AppleやAmazonでも返品の案内/提案を受けた経験が複数回あり、外資系とはこういうものかなと個人的には納得しつつ、その方向で手配を進めることに。
受け取り辞退(受け取り拒否)という方法
その後、ストアのヘルプを眺めていたところ、「Google ストアの注文をキャンセルする」という記事に「対面で荷物の受け取りを拒否することができます」という記述を見つける。
「返品」手続きより、こちらの方法の方がスムーズなのでは? そう考えた私は、再びサポートへと問い合わせた。
「圧倒的に受取拒否が、(私)にとってスムーズではないかと存じます」との回答。
配送日
そして配送日、クロネコヤマトのドライバーさんが携えてきた2つの荷物のうち、必要な方を「送り状番号」で判断し(注文番号は送り状に記載されていなかった)、もう1つはドライバーさんへ事情を伝え、受け取り辞退(受け取り拒否)とした。
ドライバーさんは「じゃあ返しておきますね」と言って下さり、実際に数分後には「発送済みのお荷物は弊社の倉庫に返送されました」というメールが、Googleストアから届いた。
「(受け取り)拒否できた場合は、Google ストア サポートに連絡して払い戻しを受ける必要があります」という記述に従い、サポートへその旨を連絡。
これで解決。そう思っていた。
様々な確認
だが、これまでのサポートの方々から受けた印象とは一変、上席に判断を仰ぐとのことで十数分を要し(後程メールで連絡するという提案も受けたが、楽観視できる雰囲気ではなかったので、回答を待った)、やはりその後にも質問(確認)があり、そこそこの時間が掛かってしまう。
一時的に中に浮く荷物
翌日、荷物のステータスをクロネコメンバーズで確認してみるとしかし「確認が必要な荷物」となっている。
クロネコヤマトへ問い合わせてみると、発送元からの指示を待っている状態とのこと。機械的に送り返す訳ではないらしい。
そして夕方「Google サポートへのお問い合わせ」という題名で「運送会社から荷物が受取拒否の状態であるとご連絡をいただきました為、誠に勝手ながら *ご注文をキャンセルさせていただきました。*」「今回は一度発送された商品が倉庫へ返送となっている為、キャンセル処理までに通常よりお時間がかかってしまう可能性がございます、予めご了承ください。」というメールが届く。
これまでのサポートとのやりとりが反映されていない文面だが、いわゆるテンプレなのだろう。
返金完了
翌日、荷物のステータスは「返品完了」となり、「Google ストアの払い戻し」という題名で「現在、お客様の払い戻しの手続きを進めております。手続きの完了まで最大で 45~60 日かかります。今しばらくお待ちください」というメールが届いた。
またクレジットカードの利用明細を確認すると、5月16日付けで、無事に返金が行われていた。
まとめ
果たして「簡単に返品可能」だっただろうかと考えると、少なくとも当初の案内から受けた印象とは異なるものだったと感じている。
もっとも、5月14日に商品の受け取り辞退をし、5月16日には返金されたので、途中はスムーズとまでは言えなくとも、迅速な対応を頂けたことに感謝したい。