唐突ですが、ASUSのP8Z68-V LEを購入しました。
そこで、P8Z68-V LEが、スタンダードモデルであるP8Z68-Vとどう違うのか、マニュアルの仕様面から読み取ってみます。
なお以下の表はP8Z68-VとP8Z68V LEの差のみをリストアップしてあり、重複している部分は省いてあります。
P8Z68-V | P8Z68-V LE |
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拡張スロット | |
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マルチGPUサポート | |
NVIDIA Quad-GPU SLI Technology | |
記憶装置 | |
JMicron JMB362 SATA コントローラー (eSATA 3Gb/s ポート×1) |
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LAN | |
Intel 82579 Gigabit LAN コントローラー |
Realtek 8111E Gigabit LAN コントローラー |
Bluetooth | |
Bluetooth v2.1+EDR | |
USB | |
USB2.0ポート×12 (ボード上に6基、バックパネルに6基) |
USB2.0ポート×12 (ボード上に8基、バックパネルに4基) |
ASUSだけの機能 | |
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ASUSだけのオーバークロック機能 | |
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バックパネルI/Oポート | |
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内部I/Oコネクター | |
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フォームファクター | |
ATXフォームファクター: 30.5cm x 24.4cm (12インチ×9.6インチ) |
ATXフォームファクター: 30.5cm x 22.9cm (12インチ×9インチ) |
参考価格 | |
……という訳でして、P8Z68-V LE主観として見ると、SLIに対応せず、またCrossFireXも、レーン数の関係で向かないということが分かります。
eSATAポートや、Bluetoothもありません。
その他、LANコントローラーがRealtek……、いわゆるカニだとか、各種コネクタが少ない等、コストダウンの陰が伺えます。
あと、Q-Connectorもありません。これはP5Q-Eも備えていたものですが、通常はバラけているフロントパネルのコネクタ群を、一括してマザーボードへ抜き差しできる様にする中間コネクタで、重宝していました。これが無いのは、ちょっと辛い。
価格の面では9月下旬現在、P8Z68-V LEは、P8Z68-Vと比較して、約千円安程度安価に設定されている事が多い様ですが、はっきり言って千円程度の価格差なら、どちらかと言えばP8Z68-Vを購入するべきです。
……私はたまたま、P8Z68-V LEを10,500円という、低価格で購入する機会があったので飛びついたのですが。
しかし、メインストリームであるP8Z68-Vのほうが値段もこなれやすいかと思われ、P8Z68-V LEをおすすめすることは、ちょっとできません。
あ、そうそう。P8Z68-V LEのほうは、微妙に小さいぶん、ケースに固定する穴が6個しかない点も、注意が必要です。