Lightning のプロテクトは回避不能?

Appleが導入した新たなコネクタ「Lightning」ですが、小型であるとか、裏表を区別しない等の利点がある一方で、認証チップを内蔵することにより、基本的に純正、あるいは正規ライセンス品しか、存在を許されないとされていました。

しかし、独自の解析に成功したメーカーによる、クローン認証チップを用いた非ライセンス品の登場も近いという声もあり、またそれとは平行して、安価なLightningコネクタケーブルの予約も行われていました。

ところで、私が予約を行ったものは、株式会社アール・エムの「RM iPhone5用 Lightningケーブル RM-2409(ASIN:B009EKVZRY)」です。それが今日になって、キャンセルの通知が届きました。

当初は、単に発売が遅れることを理由としていると思ったのですが……。

来月apple社によって行われるiPhone/iPodのiOSアップデートにより動作が不可能となる可能性があるため、メーカーより発売中止の連絡がありました。

確かに、iOS6.0.1のテストが、数日前から始まっているという話です。おそらく、クローン認証チップのメーカーが、そのiOS6.0.1を入手し、テストしたところが、プロテクトを回避できなかったということなのではないでしょうか。そうなりますと、ソフトウェアによりLightningのプロテクトが更新されるということになってしまいます。

実際にどうなのかは不明ですが(そこまで含めて、Appleは非公開とするでしょう)、これは意外な展開となりました。

まさかLightning to Micro USB Adapterまで利用不可になるなんてことは無いとは思いますが……。