デアゴスティーニの隔週刊「マイPCアート」という書籍を入手してみました。
「水彩・油絵からイラストレーションまで、PCで描く本格絵画」とのことで、例えばこの3・4号合本では「”直線モード”で帽子を描く」「ペンタブレットを使った水彩画に挑戦」といったテーマの下、Painter 12の使用方法が説明されています。
……とは言え、私の場合は、今から絵画を学ぼうとして入手した訳ではありません。
このテの書籍には付録が付きものですが、このマイPCアート3・4号合本には、なんとWACOMのペンタブレット「Bamboo」が付属しているのです。
「本」とは言いがたいソレの蓋を開けますと、確かに入っていました。
ペンタブレットであるBamboo本体と、専用のコードレスペンです。
「デアゴスティーニ特別仕様」と銘打たれていましたが、どうやらハードウェア的には、2010年10月から2012年6月まで販売されていた「Bamboo Pen CTL-460/K0」と同等の様です。
記載されいてた仕様も、Bamboo Pen CTL-460/K0と差がありません。
Bamboo Pen(デアゴスティーニ特別仕様)
- パッケージ構成
- Bamboo Pen タブレット
- Bamboo Pen 筆圧ペン
- 仕様/対応システム
- Bamboo Pen(デアゴスティーニ特別仕様)
- 読取方式:電磁誘導方式
- 読取可能範囲(W×D):147.2×92mm(16:10)
- 読取分解能:0.01mm
- 読取精度:±0.5mm
- 読み取り精度:最高133ポイント/秒
- 読み取り可能高さ:7mm
- 筆圧レベル:1024レベル
- 使用環境
- 温度:5~40℃
- 湿度:30~80%(結露なきこと)
- 電源電圧/消費電力:5V/55mA以下
- 外形寸法(W×D×H):約248.2×176.1×8.5mm(ペンホルダーを除く)
- 質量:約360g(USB接続ケーブル含む)
- ケーブル長:約1.5m
- インターフェース準拠企画:USB
対応システム
- USBポート標準装備パソコン
- Windows7/Vista/XP(SP3)日本語版(64ビット版を含む)
※Bamboo Penはペン入力のみ可能。タッチ入力はできません。またペンの消しゴム、およびタブレット本体のファンクションキーは装備されていません。
ただしWACOM Bamboo Pen CTL-460/K0と比較した場合、以下項目が付属していない様でした。
- 替え芯(3本)/芯抜き
- ドライバCD-ROM
- クイックスタートガイド
とは言え替え芯等、一部はオプションとして購入することも可能です。
さて、上記の通り、3・4号合本に、タブレットドライバは付属していません。ならばどこにあるかと言うと、実はマイPCアート2号の付録としてペンタブレットデバイスドライバが含まれていたのです。
そこでWACOMのウェブサイトからBamboo Pen CTL-460/K0用のドライバーをダウンロードし、それをインストールしてみることとします。
そしてBambooを接続しますと、あっけなく認識されました。
なにせ「デアゴスティーニ仕様」と銘打たれていることや、マイPCアート2号の付録としてペンタブレットデバイスドライバが含まれていたことから、あるいはその専用ドライバーでしか動作しないのかもしれないという疑念があったのですが、それは杞憂であったと言えるでしょう。
ただし、隔週刊マイPCアートは、2012年7月現在、新潟県先行販売となっているそうで、全国で販売となった際にもBamboo Pen CTL-460/K0のドライバで動作するかは不明です。
ちなみに隔週刊「マイPCアート」3・4号合本は2,380円。一方でWACOM Bamboo Pen CTL-460/K0は6,980円(販売当時)。替え芯等が付属しないとは言え、半額以下で入手できることになってしまいます。
ところで、Bambooのペンホルダー、これって結構良いですね。
追記。残念ながら、マイPCアートは刊行休止だそうです。