BILL ITUNES COMでのクレジットカード不正利用とその後の対応方法（2018年6月版）

この情報を必要としている方には、こちらの方が重要だろう。

まずはAppleに連絡。
「Appleサポートへのお問い合わせ→AppleID→iTunes StoreおよびApp Store→覚えのない請求→今すぐアドバイザーと話しがしたい」
ただし夜間等の場合は、先にクレジットカード会社の紛失／盗難窓口へ。
即時取り消しになるとは限らない。
担当の方は親切なので、とにかく指示に従おう。
タイミングによっては銀行口座から引き落とされずに済む可能性も。
クレジットカードの番号が変わることになるので、公共料金等の支払いで、番号の更新申請に書類が必要となる場合は、予め書類の請求をしておこう。

ここからは、私の体験談だ。あくまで一例として読んでいただきたい。

クレジットカードのオンライン明細に、身に覚えの無い「BILL ITUNES COM」の項目を確認。

この時点で、クレジットカードが不正利用されたことを確信。

上記まとめのAppleのサポートへコンタクト。

本人確認の後、カード番号を告げると、そのクレジットカードが、他人のApple IDに紐付けられていることを、Appleが確認。

ここで、不正利用と思われる項目すべての申告を求められるも、手元には、確定済みの４件のみの情報しか無いと告げると、どうやらその他にも決済が発生しているらしい。

クレジットカード会社への確認のため、ここで一旦、Appleとの電話は切ることになるが、サポート番号が発行され、情報は後に引き継がれる。

クレジットカード会社の紛失／盗難窓口へコンタクト。

やはり本人確認の後、BILL ITUNES COMでのクレジットカードの不正利用に遭ったこと、またクレジットカードが他者のIDに紐付けられていたことをAppleが確認した旨を告げると、即刻カード停止の処理と、再発行の手続きを行って貰えた（再発行には２週間ほどかかるとのこと）。

ただ、未確定の情報も含め全件、BILL ITUNES COMからの請求について、各金額の明細が必要であることを告げると、集計に時間が掛かるため、折り返し電話させて欲しいと言われ、その通りに。

10分ほどで電話があり、告げられた内容を全件メモ。

電子メールで回答を貰えれば楽なのだが、このクレジットカード会社のセキュリティポリシーにより、それは不可能とのこと。

その総額は43件、220,120円に及んだ。

一時的とは言え支払いは難しいと相談すると、まずはAppleとやりとりをし、すぐに決済取り消しにならない様なら、あらためて相談欲しいとのこと。

また、Appleとのやりとりで進展があり次第、情報共有させて欲しいとも。

再びAppleへコンタクト。サポート番号を告げることで、担当部署へと取り次いでくれた。

クレジットカード会社から告げられた情報を共有。専門部署にて、追跡調査を行うとのこと。ただし「調査には1週間ほどお時間をいただいております」とも（後述の通り、今回は１日で完了して貰えた）。

またこの時点で、私が第三者に対し、クレジットカードの利用を許可してはいない旨の再確認があり、そしてその第三者のAppleIDの凍結が行われた。

以後Appleとは、電子メールにて連絡を行うこととなった。

クレジットカードサポート窓口へコンタクトし、Appleとのやりとりについて情報共有。

ここでやはり、一時的な支払いは難しく、またAppleでも調査中であることを告げると、専門のセキュリティ部門へと取り次いでくれた。

ここからは話が早く、BILL ITUNES COMからの決済はすべてブロックしてくれる（銀行口座からの引き落としは行わない）ことと、クレジットカード会社からもAppleに対し、返金要求を行ってくれることとなった。

Appleより、決済の取り消しを行う旨のメールが届く。

クレジットカード会社と情報共有。

クレジットカード会社より、決済の取り消しが完了した旨、連絡がある。

確かにオンライン利用明細からも、跡形も無く消えていた。

クレジットカード番号がどこから漏れたかは、やはりハッキリとはしないのだが、１～２年ほど前、あるECサイトでクラッキングがあったという報告があったので、そこから漏れた可能性が高いと考えている。

個人的に驚いたのは、Appleもクレジットカード会社も、双方親切ということだ。

なお私個人の場合、普段からBILL ITUNES COMの利用は無かったので、全てがクレジットカードの不正利用と判断できたが、頻繁に購入（いわゆる「課金」）を行っている方は、少々苦労するかもしれないとも思った。