フレッツ光ネクストからフレッツ光クロスへプラン変更を行った

フレッツ光ネクストから、フレッツ光クロスへのプラン変更を行ってみた。

まずフレッツ光ネクストではフレッツ・テレビ、及びひかり電話のオプションサービスを利用していた。これらは継続利用とする。

またプロバイダはAsahiネットで、やはりプラン変更となる。

つらつらといきさつを記述するのは後回しにして、ここからは個人的に要点と感じた部分を列挙していく。

追記:レンタルルーターの内蔵無線LAN機能は有償となる場合が存在する

これについては「フレッツ光クロスでひかり電話を契約の場合はルーター内蔵無線LAN機能が別料金」として記事に起こしたので、そちらを参照いただければ幸いだ。

派遣工事は必須

物理的には光コンセントの抜き差しで済むものではあるが、実際には機器の論理的な登録工事が必要となるため、派遣工事は必須となる。

光ファイバーは流用

今回、光ファイバーから光コンセントまでは、そのまま流用できた。

ルーターとonuは個別の機器となる

フレッツ光ネクストでは、ルーターとonuは一体型のホームゲートウェイとなっていることが多いと思うが、フレッツ光クロスでは、これが別個の機器となる。

特にフレッツ・テレビを利用していて、v-onuまで一体型のホームゲートウェイであった場合は、フレッツ光クロスにおいてはv-onuも独立した機器となるため、注意が必要だ。

機器の設置スペースや、空き電源コンセントの用意が必要となる。

奥からフレッツ・テレビのV-ONU、データ用の10G-EPON ONU、そしてルーター。

ちなみにルーター(WAN)とonuは付属するRJ45コネクタのケーブルで接続されるのだが、これが太い上に長い。個人的には、短めのカテゴリ6a LANケーブルで代用することを考えている。

また、ルーターのACアダプタも、倍程度の大きさがある(12V3.3Aとのこと)。

変更前の回線は工事当日の朝5時に不通となる

宅内工事の時間に関わらず、既存の回線は朝の5時頃に不通となることにも注意が必要かもしれない。

最近台頭してきたIoT機器は、この時点で利用不可能となるだろう。

このため工事は、できれば午前中として申し込めれば、ダウンタイムの短縮に繋がるかもしれない。

ただしフレッツ・テレビは、朝5時を過ぎても、利用可能なままであった。

なお仮に、なんらかの理由でフレッツ光クロスへの切り替えが不可能と判断された場合、元の回線への復旧に2日ほどかかるとのこと。またこの際、工事費は請求されないとも回答があったが、筆者が内容を保証するものではない。不安な場合、NTTに対して確認してみて欲しい。

IPv4での通信が可能となるまでに時間が必要

今回は1日で済んだが、NTTからは切り替えに伴い、「2〜3日、長ければ5〜6日、インターネットを使えなくなることがある」との念押しがあった。

実は機器の設置が終わった時点で、IPv6による通信は、すでに可能となっていた(プロバイダの変更を伴う場合は異なるかもしれない)。

問題は、IPv4での通信だ。

フレッツ光クロスはIPv6での接続となるため、そのままではIPv4での通信を行うことができない。

これはIPv4 over IPv6という技術で対応することとなるのだが、その設定がプロバイダからルーターへ、いわゆる「降ってくる」までは、IPv4での通信を行うことができない。

Asahiネットの場合、その設定が、いったんは自動で配信されるのだが、ルーターが自動配信の受信に失敗した場合、Asahiネットのマイページから手動で再リクエストを行う必要があることには注意が必要だ(AsahiネットのウェブサイトはIPv6で接続可能なため、IPv4 over IPv6の設定が無くともアクセスは可能)。

レンタルルーター(XG-100NE)の10G LANポートは1ポートのみ

レンタルルーターのLANポートは4ポートあるのだが、そのうち10G対応は1ポートのみである。

複数の10G機器を接続する場合、別途10G対応ハブが必要となる。

旧機器はその場で回収

旧機器は工事担当者の方が回収するので、あらかじめ工事の前に初期化を行っておくほうが安心だろう。

ただし、万が一の場合には切り戻すこととなるので、設定をファイルに保存しておくことをお勧めする。

いきさつ

さて、ここからは蛇足となる、個人的ないきさつだ。

フレッツ光ネクストに不満はなかった。

ただ、レンタルルーターがPR-400KIという、古めの機種であった。

PR-400KIはIPoEに対応していない。

またPR-400KIのDHCPサーバーは、MACアドレスに対して固定のアドレスを払い出すという機能が無く、これも小さな不満となっていた。

そんな不満が燻っており、また好奇心も手伝って、フレッツ光クロスへのプラン変更を決定するに到ったのだ。

まずフレッツ公式サイトよりプラン変更を申し込む(この際、お客様IDとアクセスキーが必要となることに注意)。

すると翌日にはNTTよりコールバックがあり、フレッツ光クロスの注意事項を告げられた。

その中に「長ければ5〜6日、インターネットが使えなくなる」というものがあり、プロバイダとも相談してみて欲しいと言われ、プラン変更は、いったんキャンセルすることに。

NTTとのやりとりを踏まえ、Asahiネットのサポートに問い合わせてみると、どうやらそう極端なことにはならない様だとの印象を受けた。

そこであらためて、フレッツ公式サイトより、プラン変更を申し込むと、やはり翌日にはコールバックがあり、注意事項の説明を受け、工事の申し込みを行った。

工事は、約1ヶ月後となった。

その日付を元に、Asahiネットに対しても、プラン変更手続きを行う。この手続きは、工事日の2日前までには行っておく必要があるとのこと。

さて1ヶ月、何もしなかった訳ではない。

まずPCへ、10G対応NICを増設。この際、マザーボード側PCIeのレーン数にx4以上のものを用意する必要があった。

次にLANケーブルを、カテゴリ6aのものに変更。

最後に空き電源コンセントを用意するため、電源タップを入れ替え。

そして工事日の前日、工事担当者の方から、翌日(工事当日)の訪問前に、あらためて連絡をする旨の電話を頂いた。

工事当日。朝の5時15分頃、インターネットへの接続が不可能となった。ただしフレッツ・テレビに影響は無い様だ。

午後1時半頃に工事担当者の方より連絡があり、午後2時頃、来訪。

まずは光ケーブルをテスターに差し、信号を調査。「10Gの信号来てますね」とのこと。

機器の交換に入る……が、工事担当者の方も10Gの工事経験は、まだ今日で2日目とのことで、手順を確認しつつの作業となった。

機器を繋いでは、端末となっているらしいMicrosoft Surfaceを操作し、なにやら登録していくという作業を繰り返す。

一旦はうまくいかないこともあったが、先にケーブルを接続してからACアダプタを繋ぎ直す等の方法を駆使することも。

一時間と少しを要し、工事は完了。

あとはこちらが引き継ぎ、ルーターの設定を行う。

IPoE接続なので「PPPoEは利用しない」を選び、ルーターのパスワードを設定。

無線LANはすでに別のアクセスポイントを使用しているため、ルーター側のそれを無効化。

あとはIPv4 over IPv6の設定が降ってくるのを待つだけだが、どのくらいの時間が必要なのか分からなかったため、とりあえず一晩待つこととした。

だが翌朝になっても、設定は降ってきていない。

Asahiネットのマイページを開いてみると、ここでようやく「ご利用中の接続サービス」→「IPv6接続機能」内に「IPv4 over IPv6接続」という項目があり、そこで、設定の自動配信に失敗していたことを知る(もっと早く確認すべきであったと反省)。

設定再配信の手動リクエストをし、待つこと30分ほど、レンタルルーターの「データ通信」インジケーターが青く点灯し、IPv4接続が可能となった。

ひかり電話(AGEPhone)とIoT機器(SwitchBot)は、すぐには正常動作しなかったが、あれこれと試すうち、復旧。

肝心の速度だが、時間帯にかかわらず、おおよそ3G前後となる様だ。

まとめ

フレッツ光クロスは対応エリアもプロバイダも限られており、フレッツ光ネクストと比較すると料金も上がる。

さらに切り替えのための工事に2万円ほどを必要とする。

果たしてそれだけの価値があるか、少しでも悩むなら、プラン変更はやめておいたほうが無難だろう。