続・AMD(ATI) RADEONとCintiqの相性問題

3月にAMD Catalyst 11.2とWACOM Cintiq 12WXの相性問題について投稿しましたが、その後、wacom、およびAMD双方のサポートを頼ってみた結果を、いちおう記載しておきます。

結果から申し上げますと、解決には至りませんでした。

実は海外のフォーラムにおいてcintiq no longer working on Windows with radeon card(forum.wacom.eu)という話題があり、その中で「firmware update for the Cintiq12 some years back」という回答があったため、てっきりコントロールボックス交換で済むもの(ユーザーによるCintiqのファームウェア更新は不可能とのこと)と考えていたのですが、wacomサポートからの返答は「日本国内のサポートセンターには現在のところ同様のお問い合わせがなく」という、意外なものでした。

そして、修理として受け付けることは可能だが、まず修理受付場所へのCintiqの送料負担が必要となること、異常が認められた場合は有償修理となること、また異常が認められなければそのまま返却となること、以上とのことでした。

このことから結局、残念ながらCintiq 12WXを手放してしまいました。

ちなみに症状をまとめますと、以下の通りです。

  • Cintiq 12WXをRADEON5850、あるいはRADEON5870と接続し、AMD Catalyst 11.2以降を使用した場合、1024×768を越える設定では、OS起動時にフリーズしてしまう(Cintiq 12WX標準の1280×800では動作不可)。
  • Cintiq 12WXをAlienware M17x(Mobility RADEON 4870)へ接続した場合には、AMD Catalyst 11.2を使用していても、正常動作する。

たしかにレアケースではある様です。あるいは、ファームウェア更新前の、ごく初期のCintiq 12WXにおいて、RADEON5800シリーズと接続した場合のみ発生する不具合なのかもしれません。

しかし、私個人では、これ以上の検証は不可能でした。

もし、同様の問題でお困りの方は、wacomのサポートを頼ってみてはいかがでしょうか。wacomのサポートも、複数の報告が上がるとなれば、同様の問い合わせが無いとも言っていられなくなるでしょう。

なおwacom、およびAMD双方のサポートは、期待した回答内容ではなかったものの、迅速、かつ丁寧であったことは、併せて記しておきます。

iPad 3Gモデルの持ち込み契約は可能

iPadは持ち込み契約できないとか、その様なウワサを耳にすることがありますが、それは間違いです。

実際に私は、中古のiPad 3Gモデルを購入し、ソフトバンクショップにて、プリペイドプランの持ち込み契約を行いました。

なおソフトバンクモバイルのウェブページにも「iPad専用USIMカードのみの発行にはiPadを店頭にお持ちいただく必要がございます」と、持ち込み契約を前提とした但し書きが存在しています。

ただし、持ち込み契約はできないと告げられたという声も、嘘では無いのでしょう。

なぜその様なことが起こるかと言いますと、代理店制度が、一番の原因ではないかと考えます。

街にはドコモやau、ソフトバンクの看板を掲げたショップが存在しますが、その多くは、まったく関係の無い、別の会社が経営するものです。

さらにそのアルバイト店員ともなりますと、その知識は推して知るべしと言ったところでしょうか。

その企業にしても、持ち込み契約は、端末を販売する訳ではないので、利益とならないことも考えられます。

つまりやりたくない、あるいはやり方が分からないことを「できない」としているのではないでしょうか。

以上は想像の域を出ませんが、どうであれ、本来はできることをできないとする様なショップに当たった場合は、他のショップを探した方が良いのかもしれません。

できれば、数少ない直営店が望ましいのですが、表向きには分からないのが残念ですね。

Razer Onza Tournament Edition 購入

Razer ONZA TE (tournament edition)なぜかRazerのゲームコントローラー、Onza Professional Gamin Controller for PC / Xbox 360 Tournament Editionを購入しました(長い名前のコントローラーです)。

……と、言う訳で、少しばかり感想を。

Razer Onza TEの概要

Razer Onza Professional Gamin Controller for PC / Xbox 360 Tournament Edition--と、書いているとキリが無いので、Razer Onza TEと書きます--は、アメリカのゲーム周辺機器専門会社であるRazerの開発した、Xbox 360 / PC 用のコントローラーです。

一番のウリは、スティックの重さを調整できるテンションリングを導入したアナログスティックと、プログラマブルなマルチファンクションボタン、マイクロスイッチを用いたABXYボタン、それに4方向に独立した方向パッドでしょう、という訳で、そのあたりを重点的に。

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AMD Catalyst 11.2とWACOM Cintiq 12WX

先日、AMDからCatalyst 11.2がリリースされましたが、どうやらWACOMの液晶タブレットCintiq 12WXと相性が悪い様です。

WACOM Cintiq 12WXは1280×800という、やや変則的な解像度なのですが、少なくともRADEON HD5000シリーズにおいてAMD Catalystを11.1から11.2に更新すると、Windowsが起動しようとして、フリーズしてしまいます。

あれこれ試してみたところ、1024×768ならば動作するのですが、やはり横方向のドット数を1280に指定したとたん、フリーズしてしまいます。

AMD Catalyst 11.2のドライババージョンは8.812。ちなみにAMD Catalyst 11.1a Hotfixのドライババージョンも8.812で、やはり同様の事象が発生しました。

なお、AMD Catalyst 11.1では、この問題は発生しません

平成23年9月8日追記、続・AMD(ATI) RADEONとCintiqの相性問題というエントリを投稿しました。

RADEON HD 5850と5870でのCrossFireX

今までデスクトップではRADEON HD5850を使用してきましたが、6xxxシリーズ登場に伴う58xxシリーズの投げ売りの波に乗り、RADEON HD5870を購入しました。

当初は、RADEON HD5850を、RADEON HD5870へリプレースするつもりでいたのですが、どうやらRADEON HD5850とRADEON HD5870でのCrossFireX構成が可能らしいと知り、早速試してみたところ、見事に稼働してくれました。

ちなみに3DMark 11でのGraphics scoreは以下の通りです。

3DMark 11 Graphics score
RADEON HD58704074
RADEON HD5870+RADEON HD58506674

58xxシリーズを持っていると、6xxxシリーズへの乗り換えは、ちょっと理由が見つかりませんね。

Internet Exploere 9 と CrossFireX

これまで一般的に、CrossFire構成での恩恵を得るには、フルスクリーンであることが必要とされ、確かに一般的なソフトウェアを利用する際には、プライマリアダプタのGPUのみが稼働する状態となっていました。 ところで、最新ブラウザとなるInternet Exploere 9では、GPUを積極的に利用するものとされていますが、実はこれが、プライマリアダプタ以外のGPUも利用することが分かりました。 続きを読む

AMD Catalyst 10.10とFINALFANTASY XIV Benchmark

日本時間で朝の4時前頃に、AMD Catalyst 10.10が公開されました。

すでに旬と言いますか、完全に時機を逸している感がありまして、数値がどうというよりは、もはやAMD Catalystの動作確認となっております。

その結果ですが、ついに(?)、フルスクリーン化さえすれば、ファイル名を変えるという細工をしなくとも、FF14ベンチでCROSSFIREが有効となることを確認できました。

ちなみに、ファイル名を改変した場合には、一部のシーンが正常に表示されない(甲板に上がった直後の幻想シーンがちらつく)不具合がありましたが、それもありませんでした。

10.9のときはMobilityがハブられたり10.8ではFINAL FANTASY XIV BenchmarkでもCROSSFIRE が有効となると宣言していたのに、実際にはそうでなかったりしましたが、ようやくと言ったところです。

ところで、これもついに、ATI CatalystからAMD Catalystへと改名されましたね。

ATI Catalyst 10.9はMobility Radeonをサポートしない

まさかのどんでん返しでした。

ATI Catalyst™ Software Suite Version 10.9 Release Notesには、10.8のそれには存在した「AMD Mobility Product Support」の項目が存在せず、デスクトップ版のみが記載されています。

月刊カタリストモバイル9月号休刊、AMD先生の次回作にご期待下さい!

東京ゲームショーに間に合う様に、とりあえずデスクトップ版だけ公開したのなら、まだ良いのですが、さて……。

ちなみに、まだATI Catalystで、AMD Catalystではありませんでしたね。

Catalyst 10.9は16日リリース?

AMDのTerry Makedon氏が、twitter上にて、今度はCatalyst 10.9について言及しています。

言葉をそのまま受け取れば、一両日中には、Catalyst 10.9が公開される様です。

しかし、Catalyst 10.8のときは、FINAL FANTASY XIV BenchmarkでCROSSFIREが有効になると言っていたのに、実際にはそうでなかったり、予断を許しません。

ところで、そろそろATI Catalystから、AMD Catalystと名前が変わるのでしょうか。

それにしても、少しCatalystを追いかけてみたら、こんな長丁場となるとは……。